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既存の治療では改善が困難な”重症花粉症”に対する、新しい治療選択肢「ゾレア注射」

[2026.03.19]

こんにちは。新宿グリーンタワー内科クリニックです。

連日にわたり、花粉症の病態と検査について解説してまいりました。本日は、既存の治療では改善が困難な『重症花粉症』に対する、新しい治療選択肢をご紹介いたします。

花粉症と診断された多くの方は、内服薬や点鼻薬、点眼薬などの治療によって症状をコントロールすることができます。しかし、通常の治療を行っても症状が強く残る「重症の花粉症」の方もいらっしゃいます。そのような方に対する新しい治療として注目されているのが ゾレア注射 です。

ゾレアとはどのような薬か

ゾレアは、アレルギー反応の原因となる IgE抗体 の働きを抑える注射薬です。花粉症の症状は、体内でIgE抗体が花粉に反応することで引き起こされます。ゾレアはこのIgEの働きを抑えることで、アレルギー反応そのものを弱める治療薬です。

一般的な花粉症の薬は、くしゃみや鼻水などの症状を抑える「対症療法」が中心ですが、ゾレアはアレルギー反応の仕組みに直接作用する点が特徴です。

ゾレア治療の対象となる方

ゾレアはすべての花粉症の方が対象になるわけではなく、次のような条件を満たす場合に検討されます。

✅スギ花粉による花粉症が重症または最重症

✅内服薬や点鼻薬などの通常治療で十分な効果が得られない

✅血液検査でIgE値が一定の範囲にある

✅12歳以上

※症状の程度や検査結果によって適応が決まるため、まずは診察と検査を行い、治療が可能かどうかを判断します。

 

 

 

 

治療方法

ゾレアは皮下注射で投与する薬です。投与量は体重やIgE値によって決まり、一般的には次のような方法で行います。

🔸2週間または4週間ごとに注射

🔸花粉の飛散時期に合わせて治療

🔸医療機関で投与

※注射後は、まれにアレルギー反応が起こる可能性があるため、一定時間院内で経過観察を行います。

 

 

 

 

ゾレア治療のメリット

ゾレア治療では、花粉症による強い症状の軽減が期待できます。特に次のような方にとっては、生活の質の改善につながる可能性があります。

毎年花粉症の症状が非常に強い
鼻づまりが強く、日常生活や睡眠に影響がある
内服薬や点鼻薬を使っても症状が改善しない

また、花粉症がある方の中には、咳が続くなど気道の症状を伴う方もいます。気道が敏感な状態では 気管支喘息 が悪化することもあるため、症状に応じて治療を検討することが大切です。

ゾレア注射のデメリットと注意点

劇的な効果が期待できるゾレアですが、検討にあたって知っておくべき留意点がいくつかあります。

薬剤費が高額である

最新のバイオテクノロジーを用いた製剤のため、薬剤費そのものが高価です。3割負担の方でも、投与量や回数によっては1ヶ月あたり数千円から、多い方では数万円の自己負担が発生します。事前に血液検査の結果に基づいた具体的な算定が必要です。

保険適用の条件が厳格である

「誰でも打てる注射」ではなく、厚生労働省が定める条件をクリアする必要があります。具体的には、既存の薬を1週間以上服用しても効果が不十分であることや、血液検査でスギ花粉抗原が陽性であること、総IgE値が規定の範囲内であることなどが求められます。

通院スケジュールが固定される

投与量や間隔(2週または4週に1回)は、体重とIgE値によって厳密に決められており、自己判断で調整はできません。また、投与後30分間は副作用(アナフィラキシー)確認のため院内待機が必要となるため、時間に余裕を持った通院が求められます。

花粉症の症状がつらい方へ

花粉症は、適切な治療を行うことで症状を大きく改善できる可能性があります。通常の治療で十分な効果が得られない場合には、ゾレアのような新しい治療法も選択肢のひとつです。

症状の程度や検査結果によって適応が異なるため、花粉症の症状でお困りの方は一度ご相談ください。適切な検査と診察を行い、患者さんの症状に合わせた治療をご提案いたします。

 

📍アクセス

新宿グリーンタワー内科クリニック
東京都新宿区西新宿6丁目14-1 グリーンタワービル1階
🚉 新宿駅西口 徒歩10分/都庁前駅 A5出口 徒歩5分

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