院長紹介

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院長紹介staff

院長 中村俊一

 

平成31年4月より新宿グリーンタワー内科クリニックとして、西新宿エリアに新規開業させていただきました。

医師となってから開業するまでの16年間は、日本医科附属病院とその関連病院、ならびに米国ルイビル大学において臨床医学と医学研究に従事しておりました。大学病院や一般病院では、循環器救急と慢性期循環器疾患・生活習慣病の治療だけではなく、総合診療科にて一般内科疾患の診断・治療を学ぶ機会も得ました。米国では再生医療の研究をはじめ、日本との文化や考え方の違いを学びました。

専門は、一般内科、循環器疾患(狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈、下肢閉塞性動脈硬化症など)、生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症)、睡眠時無呼吸症候群、呼吸器疾患(喘息、慢性閉塞性疾患)、花粉症、禁煙指導・治療としております。これらが今後の診療の中心とさせていただきますが、可能な限りご要望に対応させていただきます。

近隣の基幹病院と適切な連携を取りながら、医学エビデンスに基づいた診断・治療を行っていくと共に、私とスタッフ共々、丁寧な診療・対応を心掛け、これまで学んできたことを微力ながら地域医療の向上発展に尽くす所存でございます。

どうぞよろしくお願いいたします。

経歴

2003年 日本医科大学医学部卒業
2003年 日本医科大学付属病院 循環器内科 医員
2006年 医療福祉法人 同愛記念病院 循環器内科 医員
2008年 国立病院機構 静岡医療センター 循環器内科 医員
2009年 日本医科大学付属病院 循環器内科 助教
2014年 日本医科大学 大学院医学研究科循環器内科学 博士号取得
2015年 米国ルイビル大学 循環器内科 ポストドクトラルフェロー
2017年 日本医科大学 武蔵小杉病院 循環器内科 助教
2019年 4月 新宿グリーンタワー内科クリニック開設
2019年10月 日本医科大学循環器内科 非常勤講師

資格・所属学会

  • 日本医科大学循環器内科 非常勤講師
  • 医学博士
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • ヨーロッパ糖尿病学会 正会員
  • 日本糖尿病協会糖尿病協会 糖尿病登録医
  • 日本睡眠学会 正会員
  • 日本内科学会 内科認定医
  • 抗加齢医学会(アンチエイジング) 正会員
  • 日本禁煙学会  認定サポーター
  • 日本心療内科学会 一般会員
  • 日本心血管インターベンション学会 認定医

院長の業績

これまで臨床医として鍛錬を積みながら、研究医としても活動してきました。私の研究成果の中から日常診療する疾患と関係する研究をいくつか取り上げてさせていただきます。

肺血栓塞栓症に関する研究

Shunichi Nakamura, Hitoshi Takano, Yoshiaki Kubota, Kuniya Asai, Wataru Shimizu, Impact of the efficacy of thrombolytic therapy on the mortality of patients with acute submassive pulmonary embolism: a meta-analysis. J Thromb Haemost 2014 Jul;12(7):1086-95. 

下肢の静脈の血液がドロドロして血栓が形成されると、それらの血栓が血流に乗って肺の血管に流れて詰まってしまう病気。呼吸困難や胸の痛みが呼吸困難であり、循環器疾患の中で最も致死率が高い病気です。この肺塞栓症の中で重症度が中等度(sub-massive riskといわれる)であった場合の血栓を溶かす治療(線溶療法といわれるもの)の効果と安全性を報告した研究です。この研究論文は2016年米国CHEST誌の肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症に対する抗血栓治療のガイドラインから引用文献として採用されています。

睡眠時無呼吸症候群に関する研究

Shunichi Nakamura, Kuniya Asai, Yoshiaki Kubota, Koji Murai, Hitoshi Takano, Yayoi Tetsuo Tsukada, Wataru Shimizu, Impact of sleep-disordered breathing and efficacy of positive airway pressure on mortality in patients with chronic heart failure and sleep-disordered breathing: a meta-analysis. Clin Res Cardiol.2015;104(3):208-16

心不全を合併した睡眠時無呼吸症候群に対してCPAPを含めた陽圧換気治療(機械で圧力をかけた空気を鼻から気道に送り込むことで、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療)が死亡率を改善すると報告した研究。この研究論文は欧州心臓病学会の2016年急性慢性心不全ガイドライン(Eur Heart J. 2016 Jul 14;37(27):2129-2200)やNew England Journal of Medicineの原著論文(N Engl J Med. 2015 Sep 17;373(12):1095-105.)から引用文献として採用されています.

急性心筋梗塞・不安定狭心症・糖尿病・脂質異常症・高血圧症に関連する研究

Shunichi Nakamura, Shigenobu Inami, Koji Murai, Masamichi Takano, Hitoshi Takano, Kuniya Asai, Masahiro Yasutake, Wataru Shimizu, Kyoichi Mizuno, Relationship between Cholesterol Crystals and Culprit Lesion Characteristics in Patients with Stable Coronary Artery Disease: An Optical Coherence Tomography Study. Clin Res Cardiol. 2014 Dec;103(12):1015-21.

糖尿病・脂質異常症(高コレステロール血症)・高血圧症といった生活習慣病が動脈硬化を進行させることは一般的にも有名ですが、心臓の血管(冠動脈)で動脈硬化が生じると、プラークと呼ばれる脂肪などから構成された肥厚組織が血管壁にできます。このプラークが破綻すると、脂質等の組織が血管内の血液中に剥き出しになり,そこに血液が集まって固まることで血栓を生じます。結果的に血管が詰まることで心臓の細胞に血液が行きわたらなくなり、急性冠症候群(急性心筋梗塞や不安定狭心症のこと)になるということが明らかになっています。このプラーク破綻のメカニズムは諸説が言われている中で、鋭利なコレステロール組織(コレステロールクリスタルと言われています)が原因ではないかという説をミシガン州立大学のAbela先生が発表し、実際に臨床レベルにおいて冠動脈のコレステロールクリスタルと急性冠症候群の関係を我々が世界で初めて報告しました。この研究は日本循環器学会学術集会シンポジウムやヨーロッパ心臓病学会総会で発表しました。後に、Abela先生がこのテーマをHot topicとして循環器主要紙に発表し、我々の研究論文も引用論文として採用していただきました(Eur Heart J. 2016 Jul 1;37(25):1959-67.)。

うつ病・不安神経症と関連する研究

Shunichi Nakamura, Koji Kato, Asuka Yoshida, Nagatomo Fukuma, Yasuyuki Okumura, Hirohito Ito, Kyoichi Mizuno, Prognostic value of depression, anxiety, and anger in hospitalized cardiovascular disease patients for predicting adverse cardiac outcomes. Am J Cardiol. 2013 May 15;111(10):1432-6

抑うつ・不安・怒りという感情が循環器疾患(心不全・心筋梗塞・狭心症・血栓症など)に与える影響を明らかにした研究です。結果は、抑うつと不安はいずれも循環器疾患の予後を悪化させ、抑うつは不安以上のリスク因子でありました。怒りの感情は興味深いことに、場合によっては循環器疾患の予後を改善させていました。この研究は、日本循環器心身医学会のシンポジウムやヨーロッパ心臓病学会で発表を行い、循環器と心理社会的因子という領域では、日本のデータが米国の循環器専門誌に報告された初めての論文となっています。

 

今後も日々更新される医学データやエビデンスを自分の中で更新しながら普段の診療に生かしていく形で地域医療に従事していく所存です。

 

その他の発表研究論文(筆頭著者あるいはCorresponding Authorの原著論文のみ記載)

  1. Shunichi Nakamura, Hitoshi Takano, Junya Matsuda, Mitsunobu Kitamura, Koji Murai, Shigenobu Inami, Kuniya Asai, Masahiro Yasutake, Morimasa Takayama, Wataru Shimizu, Prognostic values of highly sensitive cardiac troponin T and B-type natriuretic peptide for clinical features in hypertrophic obstructive cardiomyopathy. BMJ Open. 2014 Sep 17;4(9):e005968. doi: 10.1136/bmjopen-2014-005968
  2. Tang XL, Nakamura S, Li Q, Wysoczynski M, Gumpert AM, Wu WJ, Hunt G, Stowers H, Ou Q, Bolli R. Repeated Administrations of Cardiac Progenitor Cells Are Superior to a Single Administration of an Equivalent Cumulative Dose. J Am Heart Assoc. 2018 Feb 13;7(4). pii: e007400.
  3. Shiomura R, Nakamura S, Takano H, Kato K, Inui K, Kubota Y, Komiyama H, Murai K, Asai K, Shimizu W. Impact of Brain Natriuretic Peptide, Calcium Channel Blockers, and Body Mass Index on Recovery Time from Left Ventricular Systolic Dysfunction in Patients With Takotsubo Cardiomyopathy. Am J Cardiol. 2015 Aug 15;116(4):515-9.

 

Journal Review(海外雑誌査読)

The Journal of Thrombosis and Haemostasis, Journal of American Journal of Cardiology (Outstanding Contribution of Reviewing awarded), Catheterization and Cardiovascular Interventions, Clinical Cardiology, etc