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【自宅で寝るだけ。睡眠時無呼吸症候群の「簡易検査(アプノモニター)」とは?】

[2026.03.25]

「夜中に何度も目が覚める」「家族からいびきや無呼吸を指摘された」「日中に耐えがたい眠気がある」といったお悩みはありませんか。これらの症状の背景に潜む「睡眠時無呼吸症候群」は、放置すると高血圧や脳卒中、心筋梗塞のリスクを劇的に高める疾患です。

しかし、多くの方が「検査のために仕事を休んで入院しなければならない」「大掛かりな装置をつけられるのが不安」といった理由で受診をためらっています。実は、睡眠時無呼吸症候群の診断の第一歩となる「簡易検査(アプノモニター)」は、ご自宅で、いつもの布団で寝るだけで完結する非常にハードルの低い検査です。本記事では、簡易検査の仕組みや流れ、診断できる内容について詳しく解説します。

簡易検査(アプノモニター)とは何か

簡易検査は、睡眠中の呼吸の状態や血液中の酸素濃度を測定するための検査です。正式には「簡易アプノモニター検査」や「自宅簡易検査」などと呼ばれます。

かつては睡眠の検査といえば、病院に一晩入院して頭部に多数の電極をつける「終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)」が主流でした。しかし、現在は医療機器の小型化・高性能化が進み、手のひらサイズの小さな装置をご自宅へ持ち帰るだけで、診断に必要な十分なデータを収集できるようになっています。

簡易検査で測定する主な項目

  • 鼻呼吸の有無: 鼻の下にセンサーをつけ、空気の流れを確認します。
  • 血中酸素飽和度(SpO2): 指先にセンサーをつけ、血液中にどれだけ酸素が取り込まれているかを測定します。
  • いびきの音: センサーがいびきの振動や音を感知します。
  • 脈拍: 睡眠中の心拍の乱れを確認します。

簡易検査を受けるべきチェックリスト

以下のような項目に心当たりがある方は、まずは一度簡易検査を受けて、ご自身の睡眠の質を客観的に数値化することをお勧めします。

家族に「寝ている時に息が止まっている」と言われた。
激しいいびきをかく、あるいは自分のいびきで目が覚める。
日中の会議中や運転中、急激な眠気に襲われることがある。
朝起きた時に頭痛がする、または喉がカラカラに乾いている。
夜中に何度もトイレに起きる。(夜間頻尿)
高血圧や糖尿病、脂質異常症の治療をしているが、数値が安定しない。

 

 

 

 

 

特に、薬を飲んでも血圧が下がりにくい「難治性高血圧」の方は、背景に睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性が非常に高いことが分かっています。

診察から結果まで

当院における簡易検査は、以下のステップで非常にスムーズに進みます。

ステップ1:外来受診とカウンセリング

まずは外来を受診いただき、問診票をもとに日中の眠気や既往歴を確認します。医師が睡眠時無呼吸症候群の疑いがあると判断した場合、簡易検査をオーダーします。

ステップ2:検査機器の受け取りと自宅での装着

検査機器は後日、ご自宅へ郵送いたします。 寝る前にご自身でセンサーを装着していただきます。「装着が難しそう」と心配される方もいらっしゃいますが、鼻の下と指先にテープで固定する程度ですので、数分で完了します。痛みも全くありません。

ステップ3:一晩の就寝

機器を装着したまま、いつも通りご自宅の布団で寝ていただきます。入院検査のように「環境が変わって眠れない」ということが少ないため、より日常に近い自然な睡眠データが取得できるのがメリットです。

ステップ4:機器の返却と解析

翌朝、目が覚めたら機器を外します。その後、機器をご返送いただき、専門のスタッフがデータを解析します。

ステップ5:結果説明

返却から約1〜2週間後、外来にて解析結果を詳しく説明いたします。

査結果から分かること

検査結果で最も重視されるのが「AHI(無呼吸低呼吸指数)」という数値です。これは、1時間あたりに「10秒以上の無呼吸、または低呼吸(呼吸が浅くなる状態)」が何回起こったかを示す指数です。

 

AHI(1時間あたりの回数) 重症度 状態の目安
5未満 正常範囲 健康
5以上15未満 軽症 1時間に5〜14回、呼吸が止まったり浅くなったりしている
15以上30未満 中等症 1時間に15〜29回、呼吸が乱れている                                 4分に1回以上の頻度で発生
30以上 重症

1時間に30回以上、呼吸が乱れている                                  2分に1回以上の頻度で発生 体に深刻な負担がかかっている

 

解析データに基づき、速やかな治療介入が必要な方にはCPAP療法を、より詳細な睡眠構造の把握が必要な方には精密なPSG検査をご案内するなど、病状に応じた的確な次の一手をご提示いたします。

簡易検査を受けるメリットと意義

簡易検査の最大の意義は、自分では決して分からない「睡眠中のリスク」を可視化できる点にあります。

睡眠時無呼吸症候群は単なる睡眠不足を招くだけでなく、無呼吸のたびに交感神経を刺激し、心臓や脳の血管を痛めつけます。検査を受けて適切な数値を知ることは、将来の脳梗塞や心筋梗塞を未然に防ぐ「究極の予防医学」と言えます。

また、健康保険が適用されるため、自己負担額を抑えて受けることができるのも大きな利点です。

まとめ:健康な未来は、正しい睡眠の把握から

睡眠時無呼吸症候群は、決して珍しい病気ではありません。そして、正しく診断されれば、CPAPなどの治療によって劇的に体調が改善する病気でもあります。

「大げさにしたくない」「入院は面倒」と放置せず、まずは自宅でできる簡易検査から始めてみませんか。当院では、お仕事や日常生活に支障をきたさない形でのスムーズな検査体制を整えております。

日中の眠気や、ご家族のいびきが気になったら、まずは一度お気軽にご相談ください。血液をきれいに保ち、血管を守るためにも、一度「睡眠の通知表」を確認してみましょう。

 

📍アクセス

新宿グリーンタワー内科クリニック
東京都新宿区西新宿6丁目14-1 グリーンタワービル1階
🚉 新宿駅西口 徒歩10分/都庁前駅 A5出口 徒歩5分

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